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危機管理監室 原子力安全対策室

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「志賀原子力発電所における県・地元町への連絡基準に係る覚書」に基づき、北陸電力から連絡があった事象(令和5年度)

                                                                                        
連絡
区分
発生
月日
事象名
概  要 県HP 電力HP
 ⅠA 令和6年
1月1日 
 令和6年能登半島地震(本震)の発生について(警戒事態)  

 志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年1月1日16時10分、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生した。志賀町では震度7を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は5強であり、志賀町沿岸で大津波警報が発令された。本件は「志賀原子力発電所 原子力事業者防災業務計画」における警戒事態(安全協定ⅠA事象)に該当。
 この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠA 令和6年
1月1日 
 1号機起動変圧器からの油漏れ及び放圧板の動作、噴霧消火設備の起動  

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、1号機起動変圧器から絶縁油約3,600リットル(推定)が堰内に漏えいしたこと、放圧板が動作したことを確認した。また。手動で噴霧消火設備を起動した。
 絶縁油漏えいは変圧器上部の放熱器の一部が損傷したことによるもの。また、放圧板の動作は地震による絶縁油の揺れに伴う力によるもの。
 漏えいした絶縁油は回収(雨水等含め約4,200リットル)。
 損傷した放熱器を切り離し仮復旧するとともに、今後、放熱器、放圧板を取り替える。
 ⅠA 令和6年
1月1日 
 2号機主変圧器からの油漏れ及び放圧板の動作、噴霧消火設備の起動  

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、2号機主変圧器から絶縁油約3,500リットル(推定。後日約19,800リットル(推定)に訂正)が堰内に漏えいしたこと、放圧板が動作したこと、自動で噴霧消火設備が起動したことを確認した。
 絶縁油漏えいは変圧器の一部が損傷したことによるもの。また、放圧板の動作は変圧器内部故障のため絶縁油が熱分解し発生したガスにより変圧器内圧力が上昇したことによるもの。
 漏えいした絶縁油は回収(雨水等含め約24,600リットル)。
 今後、点検を行い、修理方法について検討する。
 ⅠA 令和6年
1月1日 
 2号機励磁電源変圧器の放圧弁の動作  

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、2号機励磁電源変圧器の放圧弁が動作し、導油管を通じて絶縁油約100リットル(推定)が堰内に漏えいしたことを確認した。
 絶縁油漏えいは地震により絶縁油が揺れることで変圧器内圧が一時的に上昇し放圧弁が動作したため。
 漏えいした絶縁油は回収(約100リットル)。
 今後、放圧弁を取り替える。
 ⅠA 令和6年
1月1日 
 令和6年能登半島地震(余震)の発生について(警戒事態)  

 志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年1月6日23時20分、石川県能登地方で最大震度6弱の地震が発生した。志賀町では震度6弱を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度2。本件は「志賀原子力発電所 原子力事業者防災業務計画」における警戒事態(安全協定ⅠA事象)に該当。
 この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和5年
5月5日 
 石川県能登地方での地震の発生について  
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和5年5月5日14時42分頃、石川県能登地方で最大震度6強の地震が発生した。志賀町では震度4を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は3であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和5年
5月5日 
 石川県能登地方での地震の発生について  
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和5年5月5日21時58分頃、石川県能登地方で最大震度5強の地震が発生した。志賀町では震度3を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は2であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB  令和6年
1月1日~31日
 令和6年能登半島地震(余震)の発生について    
  令和6年1月1日16時10分、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生。6日23時20分、石川県能登地方で最大震度6弱の地震が発生。この他、志賀原子力発電所周辺(発電所から半径100km以内)で震度5弱以上又は志賀町で震度3以上の余震を1月31日までに合計80回観測。
 いずれの余震においても放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB  令和6年
1月7日
 発電所前面の海面上での油膜確認    
  令和6年1月7日、志賀原子力発電所前面の海面上に油膜(約5m×10m、約0.1リットル(推定))が浮いていることを確認した。
 原因は1月1日の地震時に変圧器から漏えいした絶縁油が噴霧消火設備の作動により飛散し、側溝等を通じ流れ出たものと推定。
 漏えいした油は中和、回収等を行い、環境への影響はなかった。
 ⅠB  令和6年
1月10日
 発電所前面の海面上での新たな油膜確認    
  令和6年1月10日、2号機主変圧器周辺の側溝に油膜が確認されたことから、その下流側の確認を行ったところ、前面海域に油膜(約100m×30m。約6リットル(推定))が浮いていることを確認した。
 海岸部にオイルフェンスを設置したことから、環境への影響はなかった。
 側溝の油吸着マットの設置方法を改善するとともに、排水ゲート及びオイルフェンス等の監視を強化。
 ⅠB 令和6年
2月1日 
 石川県能登地方での地震の発生について
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年2月1日2時4分頃、石川県能登地方で最大震度3の地震が発生した。志賀町では震度3を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での揺れは観測されなかった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和6年
2月7日 
 石川県能登地方での地震の発生について
  志志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年2月7日6時8分頃、石川県能登地方で最大震度4の地震が発生した。志賀町では震度4を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は2であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和6年
2月14日 
 石川県能登地方での地震の発生について
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年2月14日10時32分頃、石川県能登地方で最大震度4の地震が発生した。志賀町では震度3を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は2であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和6年
3月4日 
 石川県能登地方での地震の発生について
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年3月4日17時31分頃、石川県能登地方で最大震度3の地震が発生した。志賀町では震度3を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は1であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった。
 ⅠB 令和6年
3月13日 
 石川県能登地方での地震の発生について
  志賀1号機、2号機は停止中のところ、令和6年3月13日3時31分頃、石川県能登地方で最大震度3の地震が発生した。志賀町では震度3を観測し、発電所(志賀1号機原子炉建屋地下2階)での震度は1であった。この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はなかった
 Ⅱ 令和6年
1月1日
1号機使用済燃料貯蔵プール水の飛散  
  令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、1号機使用済燃料プールの波打ち現象(スロッシング)が起こり、プール水約95リットル(放射能量:約17,100ベクレル)が飛散。
 飛散したプール水はふき取り。
 外部への放射能の影響はない。
 Ⅱ 令和6年
1月1日
2号機使用済燃料貯蔵プール水の飛散  
  令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、2号機使用済燃料プールの波打ち現象(スロッシング)が起こり、プール水約326リットル(放射能量:約4,600ベクレル)が飛散。
 飛散したプール水はふき取り。
 外部への放射能の影響はない。
 Ⅲ 令和5年
8月8日 
 志賀原子力発電所1号機 非常用ディーゼル発電機1台の燃料油漏えいについて
 令和5年8月8日(火)志賀原子力発電所1号機において、非常用ディーゼル発電機3台のうち1台の定期運転試験を行っていたところ、燃料油(軽油)が漏えいしていることが確認された。原因は燃料油配管のガスケットに割れがあったため。漏えい量は約27リットル。現在、漏えいは止まっている。
 当該ガスケットは、新品に交換。
 本事象による外部への放射能の影響はなかった。
 Ⅲ 令和5年
9月12日 
 志賀原子力発電所 低レベル放射性廃棄物の輸送における固体廃棄物貯蔵庫 天井クレーンの不具合について
 令和5年9月12日(火)志賀原子力発電所において、低レベル放射性廃棄物の輸送に伴う搬出作業の事前準備のため、固体廃棄物貯蔵庫の天井クレーンを操作したところ、非常停止に係る警報が発生し、当該クレーンが停止する事象があった。原因は当該クレーンの駆動用電動機にある2種類のブレーキのうち、1つのブレーキのハンドルが誤った状態で取り付けられていたため、当該ハンドルを正規の状態に取り付け直し、当該クレーンは復旧済み。
 Ⅲ 令和5年
9月14日 
 志賀原子力発電所1号機 換気空調補機非常用冷却水系冷凍機の停止について
 令和5年9月14日(木)志賀原子力発電所1号機において、換気空調補機非常用冷却水系冷凍機B号機を起動したところ、冷凍機の各軸受に潤滑油を供給する系統の異常を示す警報が発生し、自動停止した。点検の結果、当該冷凍機の油ポンプ逃し弁に不具合を確認したため、当該弁を取替え、復旧済み。
 本事象による外部への放射能の影響はなかった。
 Ⅲ 令和5年
10月10日 
 志賀原子力発電所2号機 主蒸気隔離弁制御装置の不具合について
 令和5年10月10日(火)志賀原子力発電所2号機において、プラントの異常を検出した際に主蒸気隔離弁に閉信号を出力する制御装置の異常を示す警報が中央制御室にて発生した。原因は制御装置内の一部の基板が故障のため。
 今後、当該制御装置の更新等にあわせて取替えを実施する。
 本事象による外部への放射能の影響はなかった。
 Ⅲ 令和5年
10月12日 
 志賀原子力発電所 固体廃棄物貯蔵庫のドラム缶における析出物確認について
 令和5年10月12日(木)志賀原子力発電所固体廃棄物貯蔵庫において、固体廃棄物貯蔵庫に保管中の低レベル放射性廃棄物を収納したドラム缶の定期点検を実施していたところ、ドラム缶1本の側面(外側)に当該ドラム缶から漏えいしたと思われる析出物があることを確認した。原因は当該ドラム缶内の廃棄物袋に収納された廃棄物内の液体が漏れ出したことにより、当該ドラム缶を内面から腐食、貫通させ、外面に析出したものと推定。当該ドラム缶の内容物は、新たな廃棄物袋に再収納のうえ、ポリエチレン内装ドラム缶に詰め替え済み。
 今後、ドラム缶の外観点検を順次実施していく。又、廃棄物の厳格な分別を行う。
 本事象による外部への放射能の影響はなかった。
 Ⅲ 令和6年
1月1日
1号機主変圧器及び所内変圧器の放圧板の動作  
 令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、1号機主変圧器及び所内変圧器の放圧板が動作したことを確認。油漏れなし。
 今後、放圧板を取り替える。
 Ⅲ 令和6年
1月17日 
 志賀原子力発電所1号機 非常用ディーゼル発電機の試運転中における自動停止について
 令和6年1月17日(水)、志賀原子力発電所1号機において、非常用ディーゼル発電機の起動試験実施中、1台が自動停止した。
 原因は設定時間内にディーゼル発電機の出力上昇が行えなかったため。
 北陸電力では所内電源構成を見直すとともに、手順書を見直し、1月29日、通常の状態に復帰したところである。
 本事象による外部への放射能の影響はなかった。

※本事象は事象発生時は原因調査中であったため、暫定的に連絡区Ⅰとして連絡があったが、原因が判明したことから事象のレベルを連絡区分Ⅲとして取り扱う。