表示されている数値は、観測局で観測された放射線量です(放射線の強さの単位として、「マイクログレイ(μGy)毎時」が用いられています)。

私たちの身のまわりにある空気や地面などあらゆるものに、微量ながら放射性物質が含まれています。
これらから出る自然放射線により、石川県の観測局では、通常0.02~0.1マイクログレイ(μGy)毎時程度の放射線量が観測されています。
通常の観測値

この放射線量は、天候等の影響で一時的に測定値が上下することがあります。
日常よく見られる変動としては、大気中にあるラドンと呼ばれる放射性物質が雨と一緒に地上に落ちてくることで放射線量が上昇したり、
積雪により大地からの放射線がさえぎられることで放射線量が低下することがあります。
降雨時の観測値変動 積雪時の観測値変動

特に、降雨時には、一時的に0.1~0.2マイクログレイ(μGy)毎時程度まで上昇することがあります。
(この場合においても、国が原子力災害対策指針で定めている原子力災害時に避難が必要となる放射線量に対して十分低く、 健康になんら影響はありません。)


(参考1)放射線・放射能に関する単位

グレイ(Gy)  
空間放射線の測定値の単位として使用されます。石川県の観測局もグレイが用いられています。

シーベルト(Sv)
放射線が人体に与える影響の度合いを示す単位として使用されます。緊急時には1 Gy ≒ 1 Sv として読み替えることができます。

ベクレル(Bq) 
放射能の強さを表す単位として使用されます。食品や水などに含まれる放射性物質の放射能の単位として使用されます。


(参考2)単位の換算
  1グレイ(Gy)= 1000ミリグレイ(mGy)
  1ミリグレイ(mGy) = 1000マイクログレイ(μGy)
  1マイクログレイ(μGy)= 1000ナノグレイ(nGy)


*詳しくはメニューの『放射線について』→「環境放射線のモニタリング」(P4.5)放射線・放射能に関する単位を閲覧ください。